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suzumoku

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2007年、アコースティックギターを片手に音楽シーンに突如現れ、アルバム「コンセント」でデビュー。

その荒々しくも正確なフィンガリング、独自性、強烈な歌声は“オルタナティブフォーク”と形容された。

当時の代表曲である「週末」は、社会に出て次第に世間に染まっていく若者の葛藤を歌い、時に優しく、

時に厳しく、常に明確なメッセージを伝えようとする現在のスタイルの萌芽が、この時すでに見て取れる。

 

2011年、ツアー先の仙台に向かう道中で東日本大震災が起こり、被災。

現地での避難所生活の中、互いを助け合う心に触れ、「僕らは人間だ」を作曲。

震災から二日後にYouTubeで発表し、チャリティーソングとしても大きな話題を呼んだ。

そして、東北の状態をより多くの人々に伝えるべく、ツアーの続行を決意。同曲を全国に届けた。

 

この体験から、メッセージをより遠くにまで届けたいという想いが強くなり、エレキギターを掴む。

以降、徐々にその音楽スタイルはフォークからロックへと変化してゆき、弾語りだけではなく、バンド編成でのライブも積極的に繰り出すようになる。

 

2013年、キャリア初のフルアルバム「キュビスム」を発表。

収録された「蛹」や「モンタージュ」は、独自の視点で捉えた様々な現代の側面を描き、その音楽性の広さと歌詞表現の多彩さを見せつけた。

 

2014年初頭、矛盾を抱えたまま空回りする社会に怒りをぶつけるが如く、さらに激しいロックサウンドへと移行。

バンドを率い、“毎回新曲を披露する”という公約のもと、同年5月より渋谷“CHELSEA HOTEL”でのフリーライブを毎月決行している。

 

2014年12月10日、自身にとって音楽生活の集大成とも言えるワンマンライブも開催。

その場では2015年2月にリリースとなるニューアルバムの超先行販売も行われた。

 

現在までにミニアルバム4枚、コンセプトアルバム3枚、フルアルバム1枚を発表。

デビュー前はギター職人という経歴の持ち主。